閑話休題 店主のコラム
このコーナーでは 身のまわりのチョットした出来事や感じた事なんかを無責任にしかも不定期で気が向いたときに書き綴っていきたいと思います。これを読んでのご感想やご意見なんかもお寄せ下さい。
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vol.227
イッツ ア ショータイム!


昨夜はおそらく日本中の其処彼処で頭の上に「?マーク」が出たボクシングファンが大勢いた事だろう 空位となっていたWBA世界ライトフライ級王座決定戦 同級1位で元WBAミニマム級暫定王者のフアン・ランダエタと同級2位の亀田興毅との一戦が行なわれたのだ 最終ラウンドまでもつれた試合は判定となったのだが… 史上3人目の10代での日本人チャンピオンが懸かっているのである 中継は「アノ」TBSなのである もう大晦日に初防衛戦の特番の枠も組んじゃったのである 亀田の所属ジムは「アノ」協栄ジムなのである リングサイドの放送席には疑惑の王者の先輩「アノ」鬼塚も陣取っているのである ボクシング協会としても辰吉丈一郎以来のスター選手として何としても亀田に王座について欲しかったのである 亀田の父史郎さんも「今日は興毅がチャンピオンになる日」と黒板に書いちゃったのである 試合前には元T−BOLANのARASHI MORITOMOがヘンテコリンな君が代の独唱もしちゃったのである リングアナウンサーにはあのジミー・レノンJrを呼び お決まりのコール「イッツ ア ショータイム!」も叫ばせちゃったのである 以上の事を踏まえると 亀田の判定勝ちは当然なのか(笑)白井義男に始まり ファイティング原田 ガッツ石松 具志堅用高 輪島功一などなど過去の偉大な日本人チャンピオンの栄光までもが汚された気がして実に悲しくなった フェアな再戦を強く望む
2006/08/03(木)

vol.226
莫迦と阿呆の


ぐるりと世間を見渡せば 「♪何から何まで真っ暗闇よ 筋の通らぬ事ばかり 右を向いても左を見ても 莫迦と阿呆の絡み合い どこに男の道がある〜」 とあの世で鶴田浩二も嘆いていそうな出来事ばかり 闇雲にミサイルを撃っちゃう北の将軍様しかり 暴言にはヘッドバッドで返すワールドカップのMVPしかり 代表チームの低レベルにすっかり嫌気がさしてしまいとっとと引退してしまったミッドフィルダーに 相変わらずヘタなお涙頂戴芝居の飲酒暴走歌舞伎役者の記者会見 ワースト記録更新で気持ちいいくらい見事な負けっぷりの某新聞社系球団と マンガ原作か過去のリメイク版しか作れないのかと言いたくなる日本映画の不甲斐なさ 平気で子供を殺す親にあっけなく子供に殺される親は悲しいが 天才岡本太郎に群がる自称天才のアーティストを見てるのはさらに哀れで悲しい 今のタイミングで中東を歴訪してていいのかなあと思わせる首相ご一行様と ただでさえ支持率低下なのにここにきてその政策に国内からも疑問の声が上がりニッチもサッチもいかないキムチの国の大統領はともに風前の灯で 意気込んでアメリカ女子ゴルフツアーに乗り込んだもののさっぱり勝てない沖縄少女や 見事なマッチメイクでのし上がるボクシング三兄弟とその人気を当て込んで儲けを企む協会の浅はかさ 軽くあげてもキリが無い「右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」と言いたくなる でもとりあえず一番身近なとこでは ちっともメールを返してこない○○さんだよ(笑)
2006/07/15(土)

vol.225
担う責任と義務


京都の夏の風物詩と言えば 鴨川の納涼床 奥ゆかしい風情と粋なスタイルで老若男女を問わず毎年人気を集めている 近頃では鱧や京湯葉を使ったお馴染みの京料理を出す店の他に 創作料理やフランス料理 ショットバーに韓国レストランまであるという テレビのニュースでそんな話を聞いて 「おいおい いいのかそれで」と思っていたのだが 京都鴨川納涼床協同組合の会長はインタビューで「ようは出店する個々のお店のセンス次第ですよ」とさらりと語っておられた う〜んさすがだ 京都の伝統や文化を継承しながらも 新しく柔軟な考え方を持っておられるなあと感心した たとえ一見ミスマッチと思えるものであってもそこにセンスがあれば 風景にとけ込み歴史を傷つけない さてさて山陰の小京都と言われている我が出石はどうだろう… 声高に叫ぶ品の無い客引きの店 手打ちなどとその看板に偽りありの店 客に横柄な態度をとる事が高級店だと勘違いしている店 誇りも無く営利追求の店e.t.c そんな店が確実に増えてきているのが現状だ 今のままではそういう店を規制する事は非常に難しい 今「出石皿そば」を地域ブランドとして地域団体商標登録しようという動きも出ているが 取得までにはまだまだかなりの時間が必要らしい そうしているうちにも 一部のセンスゼロの店のために出石の風情や情緒がどんどん失われていく 悲しい現実だ 今の自分にできるのは毎日必死にそばを打つって事だけなんだ
2006/07/04(火)

vol.224
気になる言葉


近頃やけに気になる言葉がある それは「エンターテインメント」という言葉だ 英語のスペルは「entertainment」 意味は「娯楽」とか「余興」だろう それはそれでいいのだが いつから「…テインメント」になったんだ 「…テイメント」じゃなかったのか これは想像するにどうせまたどっかのバカなバイリンガルか 余計なお世話の外国人に「日本人の発音はなってないですねえ」とかなんとか高飛車に言われて マスコミが慌てて直してるんだろうなあ なんでそう弱気なんだよ 「大きなお世話だ!日本じゃこう言うんだ!」って押し通せばいいじゃないか それを「あっそうなんですか じゃあすぐ直します ハハハ どーもすいません」ってな具合にヘコヘコするから なめられるんだ この調子でいくと「アメリカ」は「メルリカ」 「ラジオ」は「レディオ」 「ウォーター」は「ワラ」だなんて言い出しちゃうぞ ちょっと前の「韓流ブーム」ももちろん「かんりゅう」でいいし ベッカムがいるのも「イングランド」じゃなく「イギリス」でいいのだ 「英吉利」と呼びたいぐらいだぜ(笑)グローバルスタンダードとは別の意味で 日本のオリジナリティいや「独創性」をもっともっと大切にしたい
2006/06/28(水)

vol.223
道中でござる


江戸時代 宝永3年(1706)信州上田城主仙石政明公と出石城主の松平忠徳公のお国替えの時 そば好きの仙石氏が信州からそば職人を伴われた これが出石そばの始まりとされている 今年はちょうど300年という節目の年にあたり 出石では「皿そば伝来300年イベント」が様々行なわれている そのメインイベントである「皿そば道中」にワタシも参加した これは上田から出石までの約500kmの道のりをリレー形式で歩くという企画で「自らの足で歩き歴史を体感することで 出石の伝統・文化の原点を見つめ直し 各地の文化に触れながらまちづくりのヒントを探したい」というちょっと難しいコンセプトだが 普段出石でそば打ちをその生業にしている者として「これは歩かねばなるまい〜」となったわけなのだ しかも道中は羽織袴に手甲脚絆わらじ履き腰には二本の刀差しというサムライルックで普段歩き慣れていない者には二重の責め苦(笑)であったが これがなかなか楽しい旅でもあった 国道を走るクルマからは手を振ってくれる人もあり 畑で農作業中のオバチャンも「なにごとですかえ」と声を掛けてくれる ブラリと立ち寄った超不審人物にも拘らず明るく話しかけてくれた上六人部小学校の子供たち そしてちょうど中間地点のあたりで 休憩させてもらい冷たい飲み物まで用意していただいた池田地区(?)の皆さん 本当にありがとうございました ついでにゴール地点のホテルでは「どこの宴会の余興ですか」とフロントマンに胡散臭い目で見られたが 楽しい楽しい旅でした さあ〜かかって来い 筋肉痛(笑) 

2006/06/15(木)

vol.222
正調一膳めし屋論


「へえ らっしゃい 何しまひょ」「大めしと豚汁〜」 と言うわけで何を隠そうワタシは「一膳めし屋」の大ファンである ガラスケースの中から好きなおかずを取り 丼めしとともにいきなりワシワシ食べるというスタイルがたまらなく大好きなのだ しかしながら昨今のチェーン店の一膳めし屋はちょっといただけない まずは店員さんのスタイルだ 頭に気取ったバンダナを巻き「いかにも」な作務衣を着た小ぎれいなオネーチャンが「いらっしゃいませこんにちは〜」と笑顔で迎える バカモノ! それでも一膳めし屋の店員か〜 ファミレスやファーストフードじゃないんだぞ 一膳めし屋の店員たる者 うす汚れた白衣にエプロン ゴムサンダル履きが常識だろう さらに小ぎれいなオネーチャンじゃなくて埴輪のような顔をしたオバチャンであってほしい 席に着くまでに「大めしと豚汁」を頼んだら すぐさまおかずのガラスケースへ向かうのだが そこには当然鎮座している筈の「サバ煮」や「肉じゃが」「塩シャケ」といった一膳めし屋のレギュラーたちの姿が無い 信じられない事に そこにあるのは「ハンバーグ」「からあげ」「白身魚フライ」なのだ この野郎〜 そんなおかずは一膳めし屋じゃなくても食べられるだろ 定番メニューのおでんさえも さら湯につかった嫁入り前の娘さんのように色白で どっぷりと濃い汁を吸い込んだ具などどこにも見当たらない さらには「キムチ」や「冷奴」「納豆」といった貴重なスーパーサブの姿も無く 「チーズケーキ」や「杏仁豆腐」「フルーツ盛り」が我がもの顔でのさばっているのだ あ〜何と嘆かわしい! 強面のトラックの運ちゃんや土木作業員のおっちゃんたちアウトロー的な常連メンツがいたり ちょっとエロい週刊誌があったり お茶と書かれたデカイやかんがあったり 汚く古い店だけど味はムチャクチャうまいっていうような一膳めし屋がないかなあ〜

2006/06/07(水)

vol.221
天気が香る


今日6月1日は「気象の日」なのだそうだ 東京気象台(現在の気象庁)によって1884(明治17)年に制定されている またこの日日本で初めての天気予報も発表されている 職業柄その日の天気によって観光客の出足が左右されるので 天気予報にはかなり敏感なワタシだが 一番好きな天気は?と聞かれたら「雨降りの後の晴れ」と答える この場合「雨時々晴れ」や「雨ところによって晴れ」はダメなのだ あくまでも「雨のち晴れ」でなくてはならない 雨によって空気中のチリやホコリがきれいに除かれて 澄んだ景色が遠くまで見渡せる様は実に美しい さらに雨降りの後というのは独特の匂いがする うまく言葉で表せないが キュンと胸に沁みる匂いなのだ たとえば夕立に追われて雨宿りした廃屋で あのコとふと手と手が触れ合っちゃった中学生ぐらいキュンとする匂いなのである 今でも朝の打ち場でラジオの天気予報が「但馬北部の今日の予報は雨のち晴れ」などと言うと「おお〜いいねえ」と思ってしまうのだ(笑)さて122年前の今日発表された天気予報は「全国一般風の向きは定まりなし天気は変り易し但し雨天勝ち」という非常に曖昧なものだったらしい 

2006/06/01(木)

vol.220
悲しきファイヤーマン


昨日 兵庫県の消防学校幹部科に一日入校してきた 三木市に移転されたこの兵庫県消防学校は 消防署員などの育成の為の学校であるのだが とてつもなく広い敷地には 兵庫県立広域防災センターの施設があり 阪神大震災級の大災害が起きた際の基地的な役割も担っている 一般の見学や研修はもちろんの事 県内各地の消防団の研修訓練等にも利用されている 幹部科への一日入校は地元出石の消防団の各分団長を対象に毎年行なわれている研修で 普段は偉そうにしている分団長が(笑)教官に罵声を浴びせられつつ「気をつけ」「敬礼」「回れ右」など基本の各個訓練から礼式通常点検の指導まで 一日みっちりと訓練をする ワタシもヨンブンダンの分団長となって今年で2回目の参加になるのだが 後日襲ってくる筋肉痛とは裏腹に実はこの訓練がとても楽しいのだ 鬼教官で有名なY氏に厳しく指導される感覚は 何となく高校の頃の野球部の練習に似たものがあり 懐かしい気さえする もちろんこの消防学校に入校している生徒のホンマもんの厳しい訓練に比べれば 遊び程度かも知れないが… いずれにしても また地域の防災と飲み屋の売り上げに貢献するヨンブンダンの分団長として 頑張らねばと気合を入れ直す一日なのでありました
2006/05/19(金)

vol.219
“怒涛の”


毎度おなじみ毎年恒例のゴールデンウィーク“怒涛のそば打ち”が終わった 連日早朝まだ暗いうちから夕方のピークが終わるまで ひたすら打ち続けるわけだが 肉体的にも精神的にもかなりキツイ状態になる 体中のいたるところには貧乏長屋の障子のように消炎鎮痛貼り薬をペタペタ 打ち場でいつも聴いているラジオ関西の三上公也のオヤジギャグもほとんど頭には入らない 僅かな時間でかっこむ食事も美味いんだか不味いんだか 味覚も呆けてよくわからなくなる 壁の気温計と湿度計と加水の分量を計る台ハカリの目盛りと打ったそばの数と打たなければならないそばの数と厨房から返って来るマツブタの番号と時計の針が指す数字と… そんな数字の羅列だけが空っぽの頭の中でカランカランと音をたてて転げている 普段は何てことないのだが このゴールデンウィークやお盆や年末年始なんかの“怒涛の”シリーズの時は 加水からそば切りまでの作業を全部ひとりでやるのは 体力的にもそろそろ限界っぽい気もするが そこが「こだわり」でもあったりするわけで いずれにしても考えたらそれだけお客さんがうちのそばを食べに来てくれてるってことだから やっぱりそこは感謝しなければならないだろうな それに勿論 「そば打ち」がワタシの「仕事」だから…

てな具合にカッコでもつけてないと沈没しちゃいそうなんだ ホントは(笑) 

2006/05/08(月)

vol.218
この一枚にやられた


ラヴサイケデリコのライブ盤アルバム「LIVE PSYCHEDELICO」を聴いた 2000年4月『LADY MADONNA 〜憂鬱なるスパイダー〜』を初めてFMで聴いて以来 ヴォーカルKUMIのバイリンガルな(笑)独特の歌詞と ちょいとノスタルジックに70年代のアメリカのバンドを彷彿させるメロディーとアレンジに すっかり魅了されてしまい発売されたすべてのアルバムを買って聴いている 今回は初のライブ盤のリリースということで それはそれは楽しみに待っていたのだ と言うのもワタシは常日頃から「ロックバンドの音源はライブに限る」というのが持論で パソコンの中でのヴァーチャルな音というものは所詮「虚構」に過ぎず「生身」の音ではないと思っている しかし悲しいかな昨今の特に日本の音楽の多くは パソコンの中でマウス操作によって創られている ジャストタイミングの完璧な演奏にエフェクトだらけの歌声 およそ原型をとどめない程にデフォルメされた音色 そんなものには何の魅力も感じない ライブ盤のアルバムをリリースするアーティストが極めて少ないというのも実に悲しい そんな中 今回のラヴサイケデリコのライブ音源を聴いた で その感想は… 正直なところ 「ブッ飛んだ!!!」  特に「LAST SMILE」のラストのソロを聴いて鳥肌が立った このライブアレンジは凄すぎる 勿論KUMIの高揚し陶酔した歌声も聴く者の心にグサリとくることは 言うまでも無い この感じはディープパープルの「LIVE IN JAPAN」を初めて聴いた時ととてもよく似ている リメイクの名のもとに堂々とパクリをするミュージシャンやCM・ドラマに引っ掛けてついでにCDを売ろうと目論むセンスゼロの音楽プロデューサーは このアルバムにひざまづけ!
2006/04/20(木)

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